TOKYO DX 東京都が推進するDXについて
東京都では「スマート東京」の実現に向けて、様々な取り組みを行っています。
このページでは東京都のDXの取り組みをご紹介します。
東京都のデジタル化への取り組み
2019年以降、東京都は都民や都政に関わるデジタルトランスフォーメーションを推進してきました。
今後2023年7月に新たに設立したGovTech東京とともに、都と区市町村を含めた東京全体のDXの加速と行政・民間の協働を強化していきます。
2019
戦略政策情報推進本部設置
デジタル人材(特定任期付職員等)を登用
東京都が取り組むDX事業の概要
スマート東京の実現
東京都では「スマート東京」の実現に向けて、様々な取り組みを行っています。IoTや5Gをはじめとする、あらゆる最新技術を使い、情報、人、モノをつなぐことで、東京をもっと便利に、もっと楽しく、もっと美しくしていく。
東京都のデジタル人材は、新たなイノベーションの創出に果敢に挑みます。
スマート東京(東京版Society5.0)とは?
東京都では、2019年度に「『未来の東京』戦略ビジョン」を発表し、デジタルの力で東京のポテンシャルを引き出し、都民が質の高い生活を送ることができる「スマート東京」という概念を示しました。この「スマート東京」実現に向けた施策を具体化・加速化させるため「スマート東京実施戦略」を策定し、都庁横断的に取組を推進しています。
デジタルサービスで都民のQOL向上
3つのシティ実現
- セーフ シティ
- ダイバー シティ
- スマート シティ
取り組み方針
〜3つの柱により、スマート東京を目指す〜
「スマート東京」の実現に向け、生活のあらゆる場面において、
デジタルの力で都民のQOL(Quality of Life)を高めるため、取り組み方針として3つの柱を立て施策を展開
「電波の道」で「つながる東京」
(Tokyo Data Highway)
戦略ビジョン:「電波の道」でいつでも、誰でも、どこでも「つながる東京」を実現する
公共施設や都民サービスのデジタルシフト
(街のDX)
戦略ビジョン:データ共有と活用の仕組みをつくり、行政サービスの質を向上させる
行政のデジタルシフト
(行政のDX)
戦略ビジョン:行政のデジタルトランスフォーメーションを強力に進める
-
「電波の道」で「つながる東京」 (TOKYO Data Highway)
21世紀の基幹的公共インフラである「電波の道」(「TOKYO Data Highway」)を⺠間と都の最強タッグで構築し、いつでも、誰でも、どこでも「つながる東京」の実現を⽬指し、5Gと先端技術を活⽤した分野横断的なサービスの都市実装に取り組んでいます。
「つながる東京」展開方針 いつでも、誰でも、どこでも、何があっても「つながる東京」の早期実現に向けた、今後の取組やロードマップ
-
Project01.
OpenRoaming
セキュアでシームレスな国際規格であるOpenRoamingに対応した公衆Wi-Fiを、都内全体に広げることで、 通信の安全性と利便性を確保するとともに、インバウンド対応に大きく寄与することが期待されます。災害時の通信の多重化を図るため、避難所や人が多く集まる施設等へ公衆Wi-Fiを整備します。
-
Project02.
通信困難地域の解消
衛星通信をいち早く取り入れ、通信困難地域の解消等に向けた取組を推進し、通信困難地域のモバイル通信ネットワーク環境を重点的に整備します。
-
Project03.
島しょ地域の通信安定性を向上
海底ケーブルの強靭化対策等により、島しょ地域の通信安定性の向上を目指します。
-
Project01.
OpenRoaming
-
公共施設や都民サービスのデジタルシフト (街のDX)
様々な政策やインフラに、デジタルを活用した最先端技術を取り入れ、サービスの質そのものを高めるとともに、都民のQOLを向上させます。
-
Project01.
南大沢スマートシティの新たな取組
先行実施エリアで、地域特性を活かした住民等参加型モデルを構築し、都内各地へ取組を拡大しています。南大沢ではモビリティ、まちの賑わい及び情報等における最先端技術を活用したまちづくり施策等の整理・検討を実施しています。
南大沢スマートシティプロジェクト 5Gと先端技術を活用した分野横断的なサービスの都市実装を実施するスマートシティプロジェクト
-
Project02.
デジタルツイン実現プロジェクト
センサーなどから取得したデータをもとに、建物や道路などのインフラ、経済活動、人の流れなど様々なフィジカル空間(現実空間)の要素を、サイバー空間上に「双子」のように再現しています。都庁内の日常業務や都庁外の様々な活動でデジタルツインの活用を促進するため、庁内外の地理空間データを集約し、横断的にデータを提供・可視化するための「デジタルツイン基盤」を構築・運用しています。
都市のデジタルツインをWebブラウザで体感! 3Dモデルでみる東京や、デジタルツインの社会実装を実現を目指すプロジェクト
-
Project03.
東京データプラットフォーム(TDPF)の構築
東京都の主導(=安全・安心の価値提供)の下、公共や民間などのデータが流通する場を提供し、データを提供する人・利用する人などがつながるコミュニティの形成と、より多くのデータ・人の集積により新たなデータ利活用事例の創出を支援・加速することで東京のポテンシャルを引き出し、都民のQOL向上に資するデータ利活用の好循環を生み出すしくみの構築を推進しています。
東京データプラットフォーム 「スマート東京」の実現に向け、官民のデータ流通を促し、社会課題の解決を目指すプロジェクト
-
Project01.
南大沢スマートシティの新たな取組
-
行政のデジタルシフト(行政のDX)
行政手続のデジタル化や全ての職場で業務改革を実践し、都庁自身をデジタルガバメントへと変貌させ、行政のQOSを爆上げすることで、都民の幸せの実現を目指します。
-
Project01.
行政手続デジタル化
「東京デジタルファースト推進計画」等に基づき、行政手続をデジタル化することで、手続きを行う際に利用者にかかる負担を減らし、都政のQOS及び都民のQOLを向上させます。
-
Project02.
民間や国、区市町村など多様なプレーヤーとオープンに共創
都内の様々な地域においてデジタルの力によるQOL向上を実現するためにコミュニティ形成の推進や社会課題や地域課題の解決のためにスタートアップやシビックテックとの協働を推進します。
官民共創デジタルプラットフォーム 多様な知識・アイデア・IT技術等を発揮し地域課題へ参画する活動と、自治体をつなぐプロジェクト
-
Project03.
都民の目線で、満足度の高いデジタルサービスの提供
より使いやすく満足度の高いデジタルサービスを提供していくため、都民との対話を通じてより良いサービスを作り上げる「サービスデザイン」の考え方を全庁に浸透させます。
サービスデザインガイドライン(PDF) サービスデザインにおいて実際にユーザーの声を集めるための手法を紹介しています
-
Project01.
行政手続デジタル化
東京全体のDXを推進するため、GovTech東京を設立
GovTech東京は、区市町村を含めた東京全体のDXを推進するため、2023年7月に設立されました。高い専門知識や技能を有するデジタル人材を抱える団体として、「情報技術で行政の今を変える、首都の未来を変える」をビジョンに掲げ、東京都デジタルサービス局と車の両輪となって、東京都や区市町村がこれまで取り組んできた成果やノウハウを活かし、行政の現状をデジタルを利用して利便性が高いものへと革新する取組を加速させていきます。
東京都のデジタル人材は、新たなイノベーションの創出に果敢に挑みます。
-
都庁各局DX
東京都と協働して、都庁各局の事業検討段階など上流工程から参画するなどして、都庁DXを推進します。
-
区市町村DX
区市町村のデジタル化を進めるため、東京都と共にシステムの標準化や共通化などの技術的なサポートなどを行います。
-
デジタル基盤強化・共通化
東京都や区市町村と協働して、自治体間で共通で利用できるツールやシステム等の調達や開発などに取り組みます。
-
デジタル人材確保・育成
公共に興味を持つ人材を様々な仕組みで登用するとともに、行政職員のデジタルスキル向上に取り組みます。
-
データ利活用推進
東京都を協働したデータプラットフォームの構築・運用などデータ利活用促進に向けた取組を進めます。
-
官民共創・新サービス創出
国内外先進事例の調査・分析、民間事業者との交流、政策アイデアの提案などに取り組みます。